【僕らが毎日やっている「読み方」を大公開 書評】本によって「超速読」「速読」「熟読」を使い分けろ!
この本を読んで得られること
著者紹介
池上 彰(いけがみ あきら、1950年8月9日[1] - )は、日本のジャーナリストである[2]。名城大学教授、東京工業大学特命教授、東京大学定量生命科学研究所客員教授、日本大学文理学部客員教授、立教大学客員教授[5]、信州大学[2]・愛知学院大学経済学部特任教授、京都造形芸術大学客員教授[2]、特定非営利活動法人日本ニュース時事能力検定協会理事[2]、毎日新聞「開かれた新聞」委員会委員[2]。かつてはNHKで、社会部記者やニュースキャスターを歴任。記者主幹だった2005年で退職したことを機にフリーランスのジャーナリストとして各種メディアで活動している
佐藤 優(さとう まさる、1960年[1]〈昭和35年〉1月18日 - )は、日本の作家。学位は神学修士(同志社大学・1985年)。同志社大学神学部客員教授、静岡文化芸術大学招聘客員教
授。在ロシア日本国大使館三等書記官[2]、外務省国際情報局分析第一課主任分析官[1]、外務省大臣官房総務課課長補佐を歴任。
(Wikipediaより引用)
お二人ともすごい経歴ですよね。ジャーナリストに外交官。どちらの仕事も、毎日ものニュースや情報に触れる職種です。
二人の対話の中で、池上さんは毎日11紙もの新聞に目を通し、佐藤さんは毎月300冊もの本を読むというのだから驚きものです。
そんな、大量の情報に触れてきた二人だからこそ身につけることのできた読み方。私たちは、この本一冊で学べてしまうというのだから超お得ですよね。
よく言われる話ですが、「ただ読む」という受動的な読書では何の意味もない。必要なのは能動的な読書だと。この本を読んで、皆さんも能動的な読書を身に着けてくださいね。
この本の要約・抜粋10個
新聞が世の中を知る最良のツールであることは、今も昔も変わらない。一面から順に流し読みするだけでも、世間のおおよその出来事がわかる。一覧性という点において、新聞に勝るものはない。
新聞社によって、同じニュースでも内容の取り上げ方が違っている。全国紙一紙でけではなく、最低でも二紙は読まないと、情報が偏ってしまい危険。
雑誌は「興味や関心、視野」を広げるのに役立つ。世の中の雰囲気を捉えたり、何が話題になっているか、というトレンドを知るのに適している。
ネットの情報は、新聞や雑誌の持つ「編集」と「校閲」という重要な機能が欠如したツール。玉石混合の中から、「玉」の情報だけを選ぶには、かなりの知識と技術の必要な「上級者」のメディア。
ニュースサイトは「NHKオンライン」がおススメ。また、ネット記事はアクセス数を稼ぐため、見出しは大げさになりがち。タイトルで判断せず、最後まで読み通すことが大切。
いい本に出合うコツは、「本をたくさん買う」こと。本は迷ったら買うが原則。本一冊の情報を得ようとしたら、本代の何倍もの費用が掛かる。本の情報は安い。
本によって「熟読」、「速読」、「超速読」を使い分ける。
目的 | やり方 | |
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超速読 |
流し読み。 本全体の印象をつかみ、熟読に値する本か見極める。 |
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速読 |
内容を大雑把に把握・記憶し、本のどこに何が書いてあるかを頭に入れる。 |
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熟読 | その分野の基礎知識を身に着ける、強化する。 |
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池上流「本の読み方」
- 知りたいテーマができたら、まず書店に足を運ぶ
- 目に留まった関連本をすべて買い、片っ端から読んでいく
- すでに読んだ本よりレベルが低いと思う本は、途中で読むのを止める
- その本の基本書となる「タネ本」はじっくりと理解できるまで何度も読む
- 本を読むときは線を引いたり、書き込みをする
- A4コピー用紙の表紙を本に挟み、気になる内容はメモしていく
- 読み終わったら著者名と書名、日付を手帳にメモする
- 次の本を読み始める前に、本の内容を頭の中で反芻する時間を必ず取る
読書時間は「一日にこれだけ読む」と最初に決めておく。(佐藤さんの場合は1日に4時間)移動時間に限らず、隙間時間をいかに活用できるかがインプット量を左右する。
本はまず紙で読み、携帯したい本を電子で買う。電子で買う本は常に携帯したい本。それらは、自分だけの「移動図書館」になる。
一言まとめ
本によって読み方を変え、効率的な読書をしよう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた別の記事で~