【総理にされた男】ドラマ化・映画化までされた超人気作
こんにちは、三太郎です
今日のブログは、【総理にされた男】の書評です
この本は
- 最近、面白い小説を探している
- 後味のすっきりしたものが読みたい
- 人間ドラマ系が読みたい
人におススメです。
テーマは、タイトルにもある通り政治系です。しかし、政治について全く詳しくない自分でも、最後までワクワクしながら読み切ることができました。
個人的には、最近読んだ本の中でもベスト3に入る面白さでした。
それではどうぞ!
目次
著者プロフィール
著者 中山七里
中山さんは、2009年に「さよならドビュッシー」で第8回このミステリーがすごい!大賞を受賞し、作家デビュー。著書に「連続殺人鬼カエル男」、「作家刑事毒島」、「月光のスティグマ」などがあります。
物語を読ませる速度にもこだわりがあるそうで、テーマやストーリーに応じて、原稿用紙1枚あたりの!マークや?マークの個数を決め、緩急を調整しているそうです。作家としての目標は、寝食を忘れてイッキ読みしてもらえるような小説を書くこと。その目標通り、この「総理にされた男」は一気読みしてしまう素晴らしい本です。
この本の軽い内容
この本は、主人公である加納慎策が内閣官房長官である樽見 政純に呼び出されることから始まります。加納はもともと、時の総理、真垣統一郎のモノマネ芸をしていました。呼び出された加納に樽見が依頼したことは「真垣に成りきり、真垣として生きること」。様々な苦悩の中で加納は成長し、腐敗した政界を改革していく。といったストーリーです。
これ以上はネタバレとなってしまうので書きませんが、ただの芸人だった加納が、樽見を含め、政界の大物たちを動かしていく姿はとても爽快で、読んでいる内に加納が芸人だったことなど忘れてしまいます。
この本の要点・抜粋
景気がいい、というのは国民全体が等しく潤うなんてことはなく、あくまでも全体の平均値が上がることなんです
政治が人間の所業である限り、それを、動かすのは理屈じゃなく情だ
平和憲法が素晴らしいものだとは思う。だが、この憲法では海外の要人を護ることが許されない
自衛官は日陰者である時の方が国民や日本は幸せなのだ
一言まとめ
国を動かすには理屈だけじゃなく、情も必要
最後まで読んでいただきありがとうございました
それではまた別の記事で~
パスタのお湯が吹きこぼれる理由をマジで調べた結果、百均は最強だった件について
こんにちは、三太郎です
この前自宅でパスタを茹でてたら、お湯が吹きこぼれました。
ガス台にお湯が吹きこぼれて、それはまあ大惨事に...
母からめちゃくちゃ怒られました
そこで、こんな悲劇を二度と繰り返さないために、今日はタイトルにもある通り
「パスタが吹きこぼれる理由」についてマジで調べてみました。
お時間と興味のある方はぜひ見ていってください
それではどうぞ!
(弱火にすればいいだけなんだけどね...)
お湯が吹きこぼれるわけ
みなさんは何だと思いましたか?
なんと正解は「パスタの成分であるデンプン」のせいなんだそうです!
これはラーメンやうどんなんかでも同じです
原理としては
- パスタので湯面に膜を張る
- でんぷんは泡となり湯面を押し上げ続ける
- お湯がこぼれる
といった感じなんだそうです
対策
色々調べてみると、吹きこぼさない方法まで載ってました
現代ってすばらしい。。。!
方法1 テフロンのフライパンを使う
テフロンの表面のザラザラが気泡を分散させることと、底から湯面までが浅いので湯面を引き上げるまでの泡にならないそう
方法2 油を入れる
オリーブオイルやサラダ油を一さじ入れるだけ。油は泡を作りにくくさせる効果があるそうですよ。
方法3 急須の蓋を入れる
これはビックリですよね。急須の蓋の裏側に泡が集まることで、割れやすい大きな泡ができやすくなります。しかも、その泡自体が他の泡の割れも誘発するそうです。
この原理を応用した商品もあるようです。
これはアマゾンから引っ張ってきましたが、百均とかにも売っているようです。
結論
- パスタが吹きこぼれるのはパスタのデンプンのせい
- 結構簡単に対策できそう
- これからはパスタを作る度に母にビクビクする心配は無い
- やっぱり百均は最強
最後まで読んでいただきありがとうございました
それではまた別の記事で~
参考記事
パスタを茹でる時に吹きこぼさない裏技。吹きこぼれる理由も解説 | 食・料理 | オリーブオイルをひとまわし (olive-hitomawashi.com)
【僕らが毎日やっている「読み方」を大公開 書評】本によって「超速読」「速読」「熟読」を使い分けろ!
この本を読んで得られること
著者紹介
池上 彰(いけがみ あきら、1950年8月9日[1] - )は、日本のジャーナリストである[2]。名城大学教授、東京工業大学特命教授、東京大学定量生命科学研究所客員教授、日本大学文理学部客員教授、立教大学客員教授[5]、信州大学[2]・愛知学院大学経済学部特任教授、京都造形芸術大学客員教授[2]、特定非営利活動法人日本ニュース時事能力検定協会理事[2]、毎日新聞「開かれた新聞」委員会委員[2]。かつてはNHKで、社会部記者やニュースキャスターを歴任。記者主幹だった2005年で退職したことを機にフリーランスのジャーナリストとして各種メディアで活動している
佐藤 優(さとう まさる、1960年[1]〈昭和35年〉1月18日 - )は、日本の作家。学位は神学修士(同志社大学・1985年)。同志社大学神学部客員教授、静岡文化芸術大学招聘客員教
授。在ロシア日本国大使館三等書記官[2]、外務省国際情報局分析第一課主任分析官[1]、外務省大臣官房総務課課長補佐を歴任。
(Wikipediaより引用)
お二人ともすごい経歴ですよね。ジャーナリストに外交官。どちらの仕事も、毎日ものニュースや情報に触れる職種です。
二人の対話の中で、池上さんは毎日11紙もの新聞に目を通し、佐藤さんは毎月300冊もの本を読むというのだから驚きものです。
そんな、大量の情報に触れてきた二人だからこそ身につけることのできた読み方。私たちは、この本一冊で学べてしまうというのだから超お得ですよね。
よく言われる話ですが、「ただ読む」という受動的な読書では何の意味もない。必要なのは能動的な読書だと。この本を読んで、皆さんも能動的な読書を身に着けてくださいね。
この本の要約・抜粋10個
新聞が世の中を知る最良のツールであることは、今も昔も変わらない。一面から順に流し読みするだけでも、世間のおおよその出来事がわかる。一覧性という点において、新聞に勝るものはない。
新聞社によって、同じニュースでも内容の取り上げ方が違っている。全国紙一紙でけではなく、最低でも二紙は読まないと、情報が偏ってしまい危険。
雑誌は「興味や関心、視野」を広げるのに役立つ。世の中の雰囲気を捉えたり、何が話題になっているか、というトレンドを知るのに適している。
ネットの情報は、新聞や雑誌の持つ「編集」と「校閲」という重要な機能が欠如したツール。玉石混合の中から、「玉」の情報だけを選ぶには、かなりの知識と技術の必要な「上級者」のメディア。
ニュースサイトは「NHKオンライン」がおススメ。また、ネット記事はアクセス数を稼ぐため、見出しは大げさになりがち。タイトルで判断せず、最後まで読み通すことが大切。
いい本に出合うコツは、「本をたくさん買う」こと。本は迷ったら買うが原則。本一冊の情報を得ようとしたら、本代の何倍もの費用が掛かる。本の情報は安い。
本によって「熟読」、「速読」、「超速読」を使い分ける。
目的 | やり方 | |
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超速読 |
流し読み。 本全体の印象をつかみ、熟読に値する本か見極める。 |
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速読 |
内容を大雑把に把握・記憶し、本のどこに何が書いてあるかを頭に入れる。 |
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熟読 | その分野の基礎知識を身に着ける、強化する。 |
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池上流「本の読み方」
- 知りたいテーマができたら、まず書店に足を運ぶ
- 目に留まった関連本をすべて買い、片っ端から読んでいく
- すでに読んだ本よりレベルが低いと思う本は、途中で読むのを止める
- その本の基本書となる「タネ本」はじっくりと理解できるまで何度も読む
- 本を読むときは線を引いたり、書き込みをする
- A4コピー用紙の表紙を本に挟み、気になる内容はメモしていく
- 読み終わったら著者名と書名、日付を手帳にメモする
- 次の本を読み始める前に、本の内容を頭の中で反芻する時間を必ず取る
読書時間は「一日にこれだけ読む」と最初に決めておく。(佐藤さんの場合は1日に4時間)移動時間に限らず、隙間時間をいかに活用できるかがインプット量を左右する。
本はまず紙で読み、携帯したい本を電子で買う。電子で買う本は常に携帯したい本。それらは、自分だけの「移動図書館」になる。
一言まとめ
本によって読み方を変え、効率的な読書をしよう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた別の記事で~
【悪の教典上 書評】サイコ教師 蓮実に憧れて
こんにちは、三太郎です
「悪の教典上」を一言で表すとすると、、、
蓮実サイコパス過ぎるだろ!!!
私が読んだのはハードカバーだったので、上巻だけでとんでもない厚さ。読む前はその圧倒的なページ数で手が出しづらかったんだよね。蓮見ならこの本で、事故に見せかけ、誰かを撲殺するんじゃないか、ってぐらい。
けど、いざ読んでみると、そのスピード感に、ページをめくる手が止まらない(笑)自分の目標(?)のため、淡々と計画の邪魔者を殺していく蓮見。読んでいてとても爽快だった。悪役にありがちな、取返しのつかないようなミスは無く、完璧ともいえる出来だ。
昔から、悪役とかに憧れていた私である。この本に、はまらないわけがない。
最初の方は、典型的な「良い先生」として書かれている蓮見。生徒指導という、生徒から嫌われる役職NO.1にもかかわらず、生徒からは絶大な人気を誇る。自分のクラスの生徒を、セクハラ体育教師の手から救ったり、教頭からの無茶振りにも難なく対応していく。
だが、物語が進んでいくに従って、蓮見の猟奇的な一面が見え始める。その一面が垣間見えたのは、家のカラスを撃退する場面だ。蓮見は長いこと、朝早くに、うるさく鳴きわめく二匹のカラスに悩まされていたのだが、ついに電気ショックによりカラスの駆除に成功する。
その死体を処理する際、蓮実は「三文オペラ」の「モリタート」という口笛を吹く。そのモリタートとは本書において、おそらく重要な役割を担うものと推測される。
今後、蓮実は数々の殺人を犯していくことになるのだが、その時、いつもこのモリタートを、口ずさんでいるのだ。
『蓮見は自分が無意識に口笛を吹いているのに気づいた。癖というのは、なかなか直らないものらしい』
『どこからか、「モリタート」のメロディが、聞こえてくる。それで、自分が楽しげに口笛を吹いていることに気づく』
『ごく自然に、口笛を吹いていた。メロディはもちろんモリタートである』
これらは全て、誰かや何かを殺した後の蓮実の描写だ。
「癖」という部分を読んだとき、カラスの死、という部分と重なって、今まで何かを殺すことを癖になるほどしてきたのかな、と思った。実際にYOUTUBEでモリタートを聞いてみた時、自分の予想は確信に変わった。童話のようなテンポに関わらず、歌詞は恐ろしい。
物語中盤くらいからは蓮実もガンガン悪事を重ねていく。モンスターペアレンツを放火魔の仕業に見せかけて殺すし、自分の恋のライバルを、酔わせた挙句昏睡させ、ひき逃げを装わせて懲戒免職させるし、自分のクラスの女子と、他の先生を脅迫して借りたリッチな家でエッチなことをしちゃうし....コラ!
まあそこも含めて蓮実なんだろうな。
ちょっと残念だったのが釣井先生。いい感じに、蓮実のライバル的な存在になってくれるかなーなんて思ってたのに、上巻ラストであっけなく殺されてしまうんだよね。個人的には二人の騙しあいみたいな展開も期待していたから、少し残念。まあーでも、蓮実がサイコだって気づいてる生徒もいるから、後半は、そいつらの活躍に期待ってことかな。まあ、いつかは蓮実に殺されちゃうだろうな。
最後まで読んでいただきありがとうございました
それではまた別の記事で~